2020年1月21日（火）かおりブログ
借金返済に追われてるはずの父。
何故か以前よりも金回りがよく
女に貢物をし派手に遊び回る毎日。
女は何故か私に優しく
出掛けるとどこに行くのか
いつ帰るのか
しつこく聞いてきた。
相変わらず私は喧嘩して
怪我して帰宅すると
すごい剣幕で怒られた。
どうしてかって？
心配してる親だからではない。
数カ月経つと分かることになる。
家に頻繁に訪れる男らが居た。
男らが来ると父は態度が小さくなる。
最初のうちは
『仕方ねーな！』と帰っていた。
こいつら借金取りだというのは
私も薄々気付いてはいた。
高校３年に上がるであろう２月
家に帰ると父、女、いつもの男らが
勢揃いで私を待っていた。
話があるという。
男らのボス？が話し掛けてきた。
『君の父は金を借りている。
担保は君。
だから君に返してもらわなきゃならない…
家から出る支度してくれる？』
そう、私は親に売られたのである。
男らは高利貸しで借金させる闇金。
まぁ反社会の方。
今に比べ法律が厳しくなかったから
よくTVや映画などで見る感じ
そのままが当時のやり方なんだろう。
人生最大の裏切り。
捨てられるならまだしも売られたのだ。
しかし覚悟を決めることは早かった。
いや、
何も考えてなかったのかもしれない。
すぐ支度をして黒塗りの車に乗り込んだ。
私は風俗で働かせられるらしい…
恐怖や不安は全くなかった。
最大の裏切りをした
アイツらの元に帰りたくない。
当時は援助交際が流行っていて
周りから話を聞いていたので
風俗で働かせられる方が
楽かもとさえ考えていたのだ。
そんな私がどう写ったのか
ボス？が道中話し掛けてきた。
怖くないのか？
ない。
逃げたくならないのか？
ない。
やはり肝が据わってるなと笑われた。
そしてあの女が持ち掛けた話だと聞いた。
ボス？の友人Ａの嫁が働いてる店に
話は通してるからと翌日面接。
そして友人Ａの嫁の監視下による
同居生活が始まる。
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