前回
今までで一番アクセスが多く
大変ありがたいなと感じました
こんなマロ子のボヤキを見てくれて
ほんまありがとうございます！
今回はお客様との恋を全否定していた
当時のマロ子が
一瞬、依存してしまった
お客様への壮絶な片思いのお話です
現役風俗嬢だった当時のマロ子
ご自宅へのご派遣も多くございました
都内の自宅利用の方はお金持ちな方が多かったかな
だいたいバツイチな40代の男性が
平均的に多かったと思います
とある日
ネット指名で初めていくご自宅のお客様
【S様】90分コース 23000円(バックは17000円)
東京の一等地のマンションにお住まいで
扉を開けた瞬間
全身がこわばるほどの緊張感が走ったのを
今でも覚えています
それほどまでに
素敵すぎる殿方でした
女の本能といいますか
俗にいう
【この男の遺伝子が欲しい】
と感じるくらい素敵な人
今まで男性にそのような感情を持ったことがなかったので
新鮮な感覚でしたね
お部屋も間接照明やインテリアにこだわっていて
いい香りのアロマが香り
モダンなジャズがBGM
それだけでロマンチックなのに
ワインやタバコもくれて
今思えばかなりの
手練れですよね（笑）
そんな分かりやすい演出にころっと
いってしまうくらい
純粋なマロ子でした
一人の人間として
大事に扱ってくれたり
興味を持って話を真剣に聞いてくれた彼に
その後
深く依存するようになってしまいました
何度も指名があるたびに
胸が張り裂けそうになる自分がいました
思いのほか好きになりすぎて
本来の自分が出せずにいました
気の利いた冗談もツッコミも普段だったら言えて
盛り上げられるのに・・・
彼の前ではだんだんと
自分の意見が言えないただの猫を被った
つまらん女になっていきましたね
さらに
自分が風俗嬢であり
この人と結ばれることは叶わないと
会うたびにつらくなっていきました
そんなある日
もう思いが抑えきれず
想いを告白したわけですよ
自身がシングルマザーで
病気の母も世話していることも
全部話したうえで
大変おこがましいのですが
本気で好きになってしまいましたと
気になるドキドキな
彼の反応はというと・・・
『え～～！！本当に？！うれしいよ！！ありがとう！！』
・・・・・・・・・・
なんて
当たり障りない反応だったかな
明確に
だからどうした
だからどうするみたいな
話にはなりませんでしたが
本当は店舗で禁止とされている
連絡先の交換をしてしまいました
その後
何度か外でデートもしましたが
家に行くことはなく
家に行くときは必ずお店を通して呼んでくれましたね
当時はそんな彼の配慮がたまらなく
うれしかったものです
上野の釜飯屋で飲んで笑って
幸せなひと時
しかし
店を出るころに突然のゲリラ豪雨にやられ
二人ともびしょ濡れに雨を浴びながら
それが妙に面白くて
笑い合いながら彼の家まで走りました
仕事以外で初めて上がった彼の家
なんだかイケナイことしているようで
緊張したものです
お互い別々シャワーを浴びて
マロ子は彼の大きいTシャツを着て
薄暗い部屋で
彼に強く抱かれ
ついに一つになると幸福感を感じていたのですが・・・・
つづく
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