約10年前 マロ子が風俗に
初めて入った時
入店して約2年目で
当時遅番のイケメン
スタッフ加藤さんに言われた一言が
今でも心に残っています
彼はその言葉を最後にこの業界を
卒業していったのですが・・・
朝10時~23時まで
出勤だったマロ子は
20時からの
遅番スタッフ加藤さんと話した事が
ほとんどありません。
最後、帰りに『お疲れ様!』くらい
それなのに
急に「マロ子はん、お話があります・・・」
なんて外に呼び出すもんだから
「おっ なんだやる気か?」
なんて思ったりして
実際はお別れの挨拶でしたが・・・
加藤
「マロコはんお世話になりました・・」
マロ
「いや、こちらこそ。
わざわざ挨拶ありがとお」
加藤
「いえいえ!最後はちゃんとご挨拶して
から退社してかったんで・・・
ところで、僕ずっと言いたいこと
あったんですけど、マロ子はんは
この業界にそぐわないくらい真面目な人おす。
いつか納得が行かなくなって心が
爆発すると思います。
この業界です、使えるモンは
つこうて下さい。例えそれが人でも」
人との繋がりは財産になりますが
自分の言動一つでどんな人間が集まり
どんなふうに発展していくか決まると思います。
使えるもんは人でも使う
この言葉はいろんな言い方に
直す事ができますよね
人脈は宝とか
人は財産とかの方がいいかな
マロ子的には・・・
いつもオチャラケてる
イメージの加藤さんが
いやに神妙な顔して言うから
その言葉の重みにゾッとしてね
まるでマロ子の今の心境を
見透かされて居るような
これから起こることを予言
されてる感じがしました
ちょうど飲食の世界に戻りたくてね
当時、本指名様の一人が
某有名鉄板フレンチの総料理長だったの
その方に、新店舗が人が居ないから
手伝ってくれって言われていて
昔ワインソムリエだったマロ子は
風俗との両立に悩んでいました
単純に1ヶ月の収入が180万減るからね
まだ普通の生活に戻れなかったからね
でもとにかく風俗を辞めたかったから
葛藤していました
スタッフさんって
担当とか担当じゃないとか
関係なく
よぅ見てくれてるなと
ちょっとだけ嬉しかったかな
親
そのものって感じやね
マロ子もみんなの親のような
スタッフになりたいどす
親って本来は最大の味方のはずよね
ってことは
誰も言ってくれない
あかん所も
良い所も
最大の味方だからこそ
間違っていたら教えないといけない
本人が苦労したり悲しんだり
躓いて悩んでいたり
または 間違いに気づいてないときも
言ってあげないとあかん
そりゃ 口うるさいと思う
否定されてるように感じると思う
でも なんでも『いいよいいよ!』
ってゆってくれる大人だけが
周りにいたんじゃ
ある程度で成長は止まってしまうかな
時にぶつかって
離れ離れなる事もあるけど
この業界
狭いからまた時がたてば
お互いに世話になることもあるやんな
そんなときは思いっきり
「おかえり!」
ゆうて
ハグ!!してあげたいな