自分と話し合うということ

おしゅ!みひろです!

突然ですが皆さんは、今まで怒ったことはありますか?

当然ありますよね、私もあります。

今回はこの「怒り」という感情、そしてその伝え方について綴りたいと思います。

人間の感情は様々ですが、人間が持つ感情の代表的な4つの感情を示した四字熟語がありますよね。

そうです。「喜怒哀楽」

実はこの中の「怒」
これだけ二次感情と言われているのです。

二次感情って何?と思いますよね。
Googleで調べてきてください。嘘です説明します。

例えば

「友達に悪口を言われて怒っている。」
これは一時感情が驚き+悲しさであることが多いです。

他の何の感情もなく、怒りという感情は湧いてこない。

そういうことです。(雑)

感情を題材に、多くの哲学者や心理学者が研究や考察をしていますが、中でも有名な精神科医•心理学者アドラーは「人間が人に対して怒る時、自分で決めて怒っている」と述べています。

対人関係において、相手に伝える必要があるかどうかは時と場合によるかと思いますが、この「怒り」という感情を相手に伝える時、「伝える」ことを目的にしていたはずが、気付いたら「威圧」「攻撃」つまり傷つけることが目的になっていた。こんな経験はありませんか?

私のコラムの記事「ゴール設定の変換」でも、話し合いは聞き合いであると綴りましたが、伝え方を間違えるとこの話し合いは傷付け合いになってしまいます。

(とは言っても、状況や立場、そして相手との関係性、相手の性格によって伝え方の正解はそれぞれですし、「怒る」と似ているようで全く違う「叱る」という行為もありますから、「へーみひろちゃんはこう思ってるんだなー。」と、そんな感じで読み進めてくだされば幸いです。)

生きているだけで本当にいろんなことがありますよね。

「みひろちゃんってむかつく時とかあるの?」って

質問してくれる方がいて

「馬鹿だからあんまり気付かないんです(笑)」

なんてふざけて返したこともあるけれど、あるよ、ある。沢山ある。

ただ、剥き出しにすることが少ないというだけで。

『何でそんな言い方するんだよ!』とか
『何でそんなことすんの?』とか心の中で思うこと、沢山あります。

そしてその度に、その人と話し合う前に、自分と話し合い、自分でご機嫌を取る努力をします。これを内省(ないせい)と言います。

なぜ、そんなことをさせてしまったのか。
(何か我慢させちゃってたのかな?)
(もしかしたら私の捉え方が悪いかも?)
(その前の私の言い方が悪かったかも?)

そして私はどう感じたのか。「怒り」の前の感情は何なのか。
(悲しかった?いや、驚き?困惑?)

そしてそれがわかったら、相手に一次感情の方を伝えるようにしています。

「てめえ、悪口言ってんじゃねえよ!何様なんだよ?」

ではなく

「私は◯◯ちゃんと、仲良くしてもらっていたと思っていたから、それを聞いてすごく悲しかったし、びっくりしたんだよね。でもそんな事を言うほど嫌な気持ちにさせちゃったのはごめんね、何が嫌だったか教えてもらってもいい?」

です。

もちろんこれは双方が仲直りしたい、わかり合いたいと思っている時に限りますが。

誰かに理不尽な事を言われた時、された時でも同じです。

「まじでイライラするんスけど。」

ではなく

「私はこう伝えたつもりでいたので、こういう状況になってびっくりしちゃったんですけど、きっと私の伝え方で、〜〜だと思ってしまったんですかね?私はこういう意味で伝えたのですが、私も伝え方をもっと気をつけるようにしますね、すみません。」

自分の怒りにも意味があるように、他の誰かの怒りや攻撃に見えるものにも意味があることが多いと思うので、わかり合いたい、今後も仲良くしていきたいと思っている以上は、相手方の気持ちにも寄り添えるようにしたいですね。

逆に言えば話し合いというものは、話し合いたい、わかり合いたいというのが前提にあるはずなので、わかり合いたくもない相手に攻撃された際には、「あー、なんか後ろの車煽ってきてるなあ、急いでるのかなあ。まあ私は法定速度で走りますけどね⭐️」くらいの気持ちで生きています。

内省って本当に難しくて、自分を俯瞰して見ているつもりでも、結局自分に偏った意見になってしまっていたり、逆に相手に偏りすぎて自分を責めすぎてしまっていたり、になってしまうんですよね。

そんな時、私は自分の脳内を整理するために誰かに聞いてもらうこともあります。

もちろん「あいつ◯◯じゃね?」とかそんな低次元な話じゃないですよ(笑)

好きとか嫌いとかの話ではなく、「こういうことがあって、私はその時にこう思った。でもきっと相手方はこういう風に思って、こうしたんだと思っている。」みたいな話をします。

私の場合、話している途中、又は話す前から答えが出ていて、その伝え方でどんなパターンがあるかを聞いていることが多いです。「AとBどっちが良いと思う?」ではなく、「Aに行くためにはどうやって行くの?」です。

ちなみにこの私の特徴は、あほろーとるさん(@okanehaerai )に気付かされました。私自身も言われて気が付いたことなので、非常に面白かったです。かわいいしぬ。

あほろさんを含め、周りの方々には本当に気付かされることが多く、いつも勉強させてもらっています。お世話になっている人達を、ここにお名前をどんどん書いて、紹介していきたいくらいなのですが、他店のスタッフさんや、Twitterをやっていない方、業界人じゃない方もいらっしゃるので、これを読んで勝手に「私(僕)のことかな?」って自覚してください。あなたのことです。(雑)

怒りの話に話を戻しますが、私はなるべく「それはそれ、これはこれ」と考えるようにしています。ちなみにこれはあほろ氏もよく言っていますね。

似たような価値観として「罪を憎んで人を憎まず」も挙げられると思います。

もちろん罪のジャンルや大きさによっては、一発で離れたくなることもありますが、大体のことは、「その事柄が嫌だった」のであり、「その人が嫌い」には直結しません。自分仕様に相手を変えたいとは思わないので、適切な距離感で適切な関わり方をしていきます。

そして、どうしても伝える必要がある場合、伝えることでわかりあいたいと思った場合は、前述の通り、その事柄を通して、どう思ったか(怒りの前の感情)を伝えるようにしています。

とは言え、私も突然の出来事だと、つい言葉尻がキツくなってしまったり、何度も同じ事をされて、怒りを剥き出しにしてしまうこともあります。ただ、やっぱりそういう時って後味が悪いんです。だからこそ、人と向き合う前に、自分と向き合うって、すごく大事なことだと思います。

感情的になって人を傷つるのが楽しいとか、人が傷ついて悲しんでいる姿を見ると興奮するとか、そういう趣味がある方は別ですが(笑)

イライラしたり、涙を流したり、怒りに限らず感情には全て意味があると思います。

怒るのがダメとか、泣くのがダメとかそんなことはないのです。人間だもの。

なぜ自分は落ち込んでいるのだろう?
なぜ自分は嫌な気持ちになっているのだろう?
なぜこんなに涙が溢れてくるのだろう?

皆さんは自分とちゃんと話し合っていますか?

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